「長年気になっていた濃いシミを一気に消したい」「ピコスポット取り放題を受ければ、毛穴やくすみまで全部キレイになる?」――ピコレーザーによる美肌治療は非常に人気が高い一方で、ピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナルの使い分けや、どの順番で受けるべきか迷われる方が多くいらっしゃいます。

実は、シミ・くすみ・毛穴・肝斑が混在している肌に誤ったアプローチをすると、「スポット照射で肝斑が逆に濃くなってしまった」「毛穴の開きが改善しなかった」といったトラブルを招くことがあります。本記事では、3つの照射モードの違いと特徴、そして銀座院が推奨する「失敗しない治療順序」を医師の視点からわかりやすく解説します。

1. ピコレーザーの3つのモード|スポット・トーニング・フラクショナルの違い

ピコレーザーは、従来のQスイッチレーザー(ナノ秒=10億分の1秒)よりもさらに短い「ピコ秒(1兆分の1秒)」という極小単位でレーザーを照射する最新鋭の機器です。熱ではなく「衝撃波(光音響効果)」でメラニン色素を細かく粉砕するため、周囲の皮膚への熱ダメージを最小限に抑え、少ないダウンタイムで高い治療効果を発揮します。

ピコレーザーの最大の特徴は、ハンドピースや照射設定を変えることで、3つの異なるアプローチができる点にあります。

比較項目 ピコスポット ピコトーニング ピコフラクショナル
照射方式 高出力でピンポイント照射 低出力で顔全体に均一照射 点状の微細な光を深層へ照射
主なターゲット 境界が明瞭な濃いシミ・そばかす 肝斑・くすみ・色ムラ 開き毛穴・ニキビ跡・小ジワ
作用メカニズム メラニン色素塊を瞬時に粉砕 刺激を与えずメラニンを少しずつ分解 真皮層に微小空胞(LIOB)を作りコラーゲン再生
ダウンタイム 薄いかさぶた(約1週間〜10日)
※テープ保護が不要な場合が多い
ほぼなし
直後からメイク可能、赤みも当日中
軽度の赤み・ざらつき(1〜3日程度)
推奨回数 1回〜数回 5回〜10回(2〜4週に1回) 3回〜5回(月1回ペース)

※スマートフォン閲覧時は横スクロールでご確認いただけます。

2. 「ピコスポット取り放題」を受ける前に知っておくべき重要リスク

「顔全体に散らばったシミを1回で一網打尽にしたい」という方に非常に支持されているのがピコスポット全顔取り放題です。従来のレーザーのように照射箇所すべてに茶色い保護テープを長期間貼る必要がなく、日常生活への影響が少ない点が大きなメリットです。

しかし、「シミに見えて、実は肝斑(かんぱん)だった」というケースには厳重な注意が必要です。

注意:肝斑に高出力スポット照射はNG

肝斑は女性ホルモンの乱れや摩擦刺激によってメラノサイトが過敏になっている状態です。ここにピコスポットのような強い刺激を与えてしまうと、メラノサイトが激しく暴走し、シミが以前よりも濃く黒ずんでしまう(炎症後色素沈着・肝斑の悪化)危険性があります。だからこそ、事前の正確な医師の肌診断が不可欠です。

3. 【医師が推奨】シミ・肝斑・毛穴を美しく整える「正しい治療順序」

多くの大人の肌には、日光性のシミ(老人性色素斑)、そばかす、もやっとした肝斑、そして毛穴の開きが複雑に混在しています。これらを最も効率的かつ安全に改善する推奨ステップをご紹介します。

STEP 1:ピコトーニング+内服で「肌のベース(肝斑・くすみ)」を鎮静化

まずは低出力のピコトーニングを重ね、肌全体のくすみを払いながら、メラノサイトを刺激せずに肝斑を徐々に薄くしていきます。トラネキサム酸やビタミンCの内服を併用することで、より安全に土台を整えます。

STEP 2:残った輪郭の濃いシミを「ピコスポット取り放題」でピンポイント除去

全体のトーンが明るくなると、レーザーを当てても安全な「純粋な濃いシミ」が明確になります。ここでピコスポット全顔取り放題を行い、目立つ色素を一気にノックアウトします。

STEP 3:「ピコダブル(トーニング+フラクショナル)」で毛穴レスな陶器肌へ

シミが目立たなくなった後の仕上げとして、ピコトーニング(色ムラ改善)とピコフラクショナル(コラーゲン増生・毛穴引き締め)を同日に行う「ピコダブル」へ移行。肌表面の凹凸や開き毛穴をキュッと引き締め、透明感とハリのある陶器肌を完成させます。

4. グラントビューティクリニック銀座院のピコレーザー料金表

当院では、お悩みに応じて単発治療から全顔取り放題、お得な継続コースまで柔軟なメニューをご用意しております。

施術メニュー 1回 / 初回料金 コース料金
ピコスポット 全顔取り放題 ¥88,000 –
ピコスポット(〜10mm以下) ¥11,000 –
ピコトーニング(全顔) ¥9,800(初回)
通常 ¥15,400
5回コース ¥49,800
(1回あたり¥9,960)
ピコフラクショナル(全顔) ¥16,500(初回)
通常 ¥22,000
3回コース ¥49,800
(1回あたり¥16,600)
ピコフラクショナル(鼻・頬のみ) ¥11,000 –
ピコダブル(トーニング+フラクショナル) ¥26,000(初回)
通常 ¥35,800
3回コース ¥78,900
(1回あたり¥26,000)

【ピコレーザー施術に関する注意事項(自由診療)】

  • 本施術は公的医療保険が適用されない自由診療です。
  • 照射後に軽度の赤み、腫れ、熱感、点状出血が生じる場合がありますが、通常は数時間〜数日程度で自然に落ち着きます。
  • ピコスポット照射後は薄い膜状のかさぶたが形成されることがありますが、無理に剥がさず自然に脱落するまで保湿と紫外線対策を徹底してください。
  • 肌質や体質により、一過性の炎症後色素沈着(PIH)が生じる場合があります。

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